◆[院内だより10月号] 〜患者様の健康のために〜
 ◇院長より

今月は「お見舞いの気配り−特にお見舞い品-について」書くことにします。お見舞いはご本人が直接いらっしゃるのが最も望ましいのですが、お見舞いの気持ちに添える、あるいは行けない場合の贈り物として何がよいと思いますか? 美しい花・・・なんとスマートなお見舞いかと思うでしょう。ところが・・・お花屋さんには悪いけどこんなに扱いの難しいものはないのです。私事ですが、以前大病で入院した時ちょっとぜいたくして個室に入りました。その際十数個のお花を頂戴しましたのですが、多くは籐編みの立派な花器付の生花でした。中には花束もありまして・・・黒枠の写真を用意すれば舞台はただちに告別式に切り替わる程でした(笑)。いずれにしろ狭い病室にこんな沢山の花があっても置くところがありません。幸い出窓があったので半数はそこに並べました。小机にも数個置きましたが、あとは床に置くしかありません。毎日女房が下着などを持って世話に参りますが、仕事の半分は花の世話(水切り、枯れ花の整理から花器の廃棄・・・病院1階の粗大ごみの捨て場まで)でした。一方花束は持って帰るのも大変ですので、いったん洗面台に浸けっぱなしにし、家より花器を持参して生けなおしたり、送ってくださった方には申し訳ないのですが、まことに手間のかかることでした。さらに付け加えるなら、臭いの強い花(粉)がありまして、大手術々後数日しかたっていない私は縫った傷が裂けるかと思う程の大くしゃみにしばしば襲われて失神しそうになりました。花には小さな虫もおりました。もし私が4〜6人の大部屋に入院していたらどうなっていたでしょうか?想像してみてください。贈り主のことを考えると粗末に扱えないのが難儀なのです。「心が和む」のなら「おちょこ」に一輪の雑草の花でも充分なのです。入院の見舞いに『花』はあまりお勧めできませんねぇ。では「お金」はどうでしょうか。少々下世話な響きではありますが私はまあまあよろしいかと思います。というのは、例えばパジャマはお金の代わりになりませんが、お金は好みのパジャマになります。そういう意味で私は「物」を贈るなら「お金」の方がましのような気がします。「飲食物」は特に入院患者には絶対「禁」です。では何が最も良い「お見舞い品」になるのでしょうか。勿論直接ご本人がお見舞いに行くのが一番ですが、ズバリ葉書、手紙です。紙の上に踊る親しい人の肉筆の文字、孫の稚拙な絵や手紙、どれも繰り返し読み眺めて飽きません。私のもらった便箋の中に口紅のスタンプが7〜8ヶ押してあって、周囲に看護婦さん達の名前が書いてあり「どれが誰のでしょう?」なんてのがありましたっけ。三人位までは直ぐに判りました。何?「何故直ぐ判ったか?」・・・・まあまあ、いいじゃないですか。いずれにせよ心がこもっていれば読む人を元気付けます。・・・現在、自分がいかに健康で楽しく過ごしているか・・・など書くのは暴言ですよ・・・念の為に!!
今回はあまりにも「花」について書き過ぎましたので「病人の枕元で交わす会話」については次回にお話しさせて下さい。以上、私の個人的感想を含め書いてみましたので充分意のつくさない点や、少々の偏見も混じっているかもしれませんがご容赦ください。

末筆ながら皆様の御自愛をお祈りしております。        院長 菅家 元


 ◇インフルエンザワクチン

当院は今年より練馬区指定のインフルエンザワクチン接種施設となり、公費での接種(65歳以上の方)もお受けします。また、生後6ヵ月以上65歳未満で接種希望の方は保険外診療(自費診療)となり1回3000円、2回5000円となります。2回の接種を行う方(学童、幼児、乳児)は接種間隔を3〜4週間とることをお勧めします。よって、10月から11月に第1回目を接種されるとよいと思います。本年は冬季の新型肺炎(SARS)の危険性もささやかれており、接種をご検討されることをお勧め致します。詳しいことは窓口でお尋ね下さい。

当院に対するご意見につきましては、Eメール、あるいは直接お申しつけ下さいますよう何卒宜しくお願い申し上げます。


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