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 ◆[院内だより12月号] 〜患者様の健康のために〜
 ◇院長より

インフルエンザA.Bと特効薬の副作用について

補;トリインフルエンザ、サーズ(SARS)

(まえおき)
 いよいよインフルエンザの季節なりました。今冬も流行しそうな雲行きですね。予防注射は済みましたか?更には恐ろしいトリインフルエンザやサーズ(SARS)が近隣の国で日本を狙っています。(トリインフルエンザとサーズについては文末にちょっと触れます。)一般に初めてインフルエンザにかかると1〜2日以内に高熱と強い風邪症状が出てきます。放置しますと普通の風邪とは比べものにならぬ程のひどい全身症状が4〜5日は続きます。やがて自然の免疫力が立ち上がり、インフルエンザは体内から追い出され治癒に向かいます。しばしば余病(合併症)を伴い、特にお年寄り、乳幼児では肺炎、髄膜炎などで不幸な転帰に終わることがあります。

(特効薬)
 皆さん、インフルエンザの特効薬を知っていますか?タミフル(商品名)...そうです。この薬はインフルエンザA,Bどちらにも良く効き、発症1〜2日以内に使用すれば1〜2日で熱が下がり、諸症状が嘘のようにやわらぎます。

(副作用の問題点・結論)
 ところが、この特効薬に副作用の問題が出てきました。「タミフルを使用すると幻覚、妄言、妄動が起きる。」しかも、「薬を服用するタイミング・・・発熱発症1〜2日目・・・にあわせて錯乱状態も見られることがある」というのです。
 インフルエンザで休んでいた17歳の男子が、薬を服用後に布団から戸外に飛び出して車にひかれた事件で新聞にも載りました。でもその後の多くの症例を検討したところ、インフルエンザの一割くらいに錯乱状態は出現し、それはタミフルを服用したか否かにかかわりなく同じ割合で発症する。即ち錯乱状態はインフルエンザの一症状であって薬の副作用とは考えにくいと結論されました。

  • (インフルエンザにかかった時に留意すること)
     以上から学ぶことは、発症(発熱)後1〜2日間は錯乱時状態による幻覚、幻動に周囲が気配りして不幸な事態にならぬようにすることが大切である。

  • (補・トリインフルエンザ、サーズ[SARS])
    トリインフルエンザの感染ルートはトリ〜トリであってトリ〜ヒトはまれですが感染すれば6〜7割は致命的です。万一トリインフルエンザウイルスがトリ〜ヒトへ容易にうつる型に変態した場合は未だワクチン、薬もなく防ぎようもなく恐ろしいことになります。
  • サーズ(SARS)
    まだまだ近隣の国では生き抜いています。60歳以上の死亡率は100%です。治療法は確立していません。

患者さん皆様へ;平成18年は体調を崩して半年も診療を休んでしまい各方面に多大な迷惑をおかけしてしまいました。やっと回復して、そろそろ少しずつ仕事に戻ります。何卒宜しくお願い申し上げます。
 末筆ながら、良いお年をお迎えになりますようお祈りしております。


 ◇お知らせ

インフルエンザ予防接種について

 今年も当院は練馬区指定のインフルエンザワクチン接種施設となり、公費での接種(65歳以上の方)もお受けします。また、生後6ヵ月以上65歳未満で接種希望の方は保険外診療(自費診療)となり1回3000円、2回5000円となります。2回の接種を行う方(学童、幼児、乳児)は接種間隔を3〜4週間とることをお勧めします。ワクチン数量には限りがありますのでご了承ください。


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