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花粉症が注射一本で治せるウマイ話
最近は花粉症の優れた薬や治療法が広く知られるようになりましたが、はっきり言えることは「根治的治療法は未だに確立されていない」のです。何故なら、その原因が個人の「体質」に根差しているからです。花粉を吸っても花粉症になる人、ならぬ人がいます。極めて普通の食物でもある人は蕁麻疹が出ます。何故でしょう・・・と言っても体質の違いで生ずるのであって、それを治すには・・・
☆ 体質を変える
☆ そのようなアレルギーの物質から避難する
の二つが最も確かな対処法でしょう。しかし現実には「体質を変える」のは簡単にできませんし、住所を移すのも簡単ではありません。現在、私達は一時的にアレルギーの症状を抑える薬を巧く用いて何とか乗り切っている訳です。具体的には長期の服用に適した副作用のない薬を基本に据え、激しい症状の時に効きの強い薬を用いる組み合わせになります。今日はその話はひとまず置きまして・・・ここからが本題です。
花粉症の皆さん、
「どこそこの医院に行くと注射一本で一シーズン楽に過ごせる」という話を聞いたことがありませんか。実際、私が評判の“某医院”にかかった人から直接聞いた話によると・・・
まず「自費診療」になると告げられたこと、薬の内容について「私の独自に開発したもの」であり、教えてもらえなかった由であります。私が推測するには恐らく注射はステロイドのデポ剤であろうと思われます。注射された多量のステロイドは体内で徐々に放出され、2−3週間の長期にわたり作用しますから毎日ステロイドを服用すると同じでとても良く症状を改善します。
そんな良い薬なら何故一般の耳鼻科・内科で広く使われないのでしょうか。それは効果が充分ですが副作用を考えた場合、後者が前者をはるかに上回るからです。もちろん充分な注意をはらい必要な対象に使用するなら健康保険で認められている治療ではあるのですが、上の理由で殆ど使用されません。
(詳しい副作用については文末に示してあります)
薬の内容を教えない、保険が使用できるはずなのに自費診療にする、「自分独自の薬・治療法である」など怪しい説明をしている・・・どうもうさん臭いと感じませんか。
以前喘息の特効治療と称してステロイドを大量・長期に投与して多くのステロイド副作用被害者を出した医院がありました。当時の新聞記事をみると全国から患者がつめかけて、ワラをもつかむ患者の気持ちを悪用した例として記憶に残っています。
喘息は長期投与であり、花粉症は季節的・短期ですから被害は少ないかも知れませんが、流れは同根であります。このような医者に騙されないように気をつけましょう。ステロイドはとてもよく効きますが副作用も考え常識ある医師は何とか使わずに、あるいは使い方(外用するとか)で病状を改善しようと努力しているのです。
ステロイドの副作用;
重大なもの
★ 骨粗鬆(そしょう)症、特に女性、老人
★ 感染症・胃潰瘍・動脈硬化
★ 糖尿病の発病・悪化
★ 精神障害(変調・うつ)
注意すべきもの
★ 緑内障・白内障・高血圧・コレステロールの上昇
軽症だがしばしば起こるもの
★ 満月様顔貌(まんげつようがんぼう・ムーンフェイス)
★ にきび・多毛・月経異常
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