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 ◆[院内だより4月号] 〜患者様の健康のために〜
 ◇院長より

「てこずる頭痛」 について
 「頭が痛い」は極めて日常的に経験する症状ですが、「何が原因か」と問われてみれば、答えは・・・風邪、ストレス、血圧に始まり脳出血、脳梗塞、脳腫瘍など無数あって、正しい診断や治療はなかなか難しいのです。皆さんはご存知ないでしょうが、頭痛については国際頭痛学会という学会があり、詳しい研究に基づいて頭痛は14の型に分類されております。しかしこの分類を持ち出しても一般の方の日常には役立ちません。患者さん(素人)の立場からすれば、心配な頭痛か否か、が最大の関心事でしょう。ここでは純学問的立場からは少々ずれますが、日頃扱いにてこずる激しい頭痛についてお話ししましょう。お断りしておきますが、日常的、一時的な軽い頭痛・・・例えば風邪、ストレス、肩こり、仕事のやりすぎなどによる頭痛は除きます。
 「激しい頭痛」は大まかに2タイプ〔T・U〕あります。T・U型いずれも日常の生活が著しく障害される激しい頭痛です。

〔T〕代表的なものは片頭痛です。頭の半分が痛くなるから片頭痛と理解されている方はちょっと間違っています。片頭痛は思春期の頃から始まり永年にわたり(日、週、月、年、)毎に発作を繰り返し、その激痛は3〜5日は続きます。時に前兆を伴い、飲酒、ストレスが引き金となります。激痛のため日常の仕事は障害されます。以下の特徴があります。
* 生命に影響は少ない
* 原因として諸説ありはっきりと解明されていませんが、近年は有効な薬が開発され良い結果が得られている。
* 家系的(遺伝的)傾向が見られる。

〔U〕代表的なものはくも膜下出血です。突然の激しい頭痛を90%で伴います。ポイン
トは「今まで経験したことのない激しい頭痛」という訴えに尽きます。
* 主に50才台以降に突然発症する。
* 生命に重大な影響がある。
* マヒ、意識障害、めまいをしばしば伴う。
* 意外なことに脳出血、脳梗塞では頭痛は30〜50%程度で必発ではない。
* 脳腫瘍でも頭痛は主症状ではなく神経症状が主役のことが多い。(あるいは無症状)
* 中等度の高血圧(180/100)でも頭痛はほとんどない。

(追記)
  薬剤による頭痛;上記の二大頭痛に加え三番目の難治性頭痛に「薬剤による頭痛」も無視できません。頭痛の苦しみのため市販薬などを乱用した頭痛が変質して慢性化し、さらに増量することで悪化する悪循環を生じていることがあり、薬の服用については専門の医師による指導でルールを守らないと優れた薬もかえって逆効果を生じてしまいます。

(まとめ) 
 頭痛は日常的な症状でありますが、その影に潜む重大な病気は多くあり、とても簡単には述べきれません。上にとりあげたもの以外にも脳膜炎、蓄膿症、三又神経痛、神経症・・・などがあり、機会をみてとりあげてゆきたいと思っています。

院 長




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