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 ◆[院内だより7月号] 〜患者様の健康のために〜
 ◇院長より

「突発性難聴に関する新しい知識」

 ある日急に耳が聞こえなくなる突発性難聴は、そう珍しい病気ではなく、当院外来でも月に2〜3例はあります。原因については現在でも不明の点が多く、従って決定的治療がないのです。それでも近年少しずつ原因の解明が進んでおります。そして単一の病気と思われていたこの病気に2つのタイプがあるらしいことが判ってきました。以下2つ・・・

  • 全音域(高音域〜低音域)で聴力低下を生ずるタイプ。
  • 主に低音域のみに聴力低下を生ずるタイプ

前者を狭義の(突発性難聴)と称し、以下の特徴があります。

  • 聴力低下が全音域に及ぶ
  • 生涯1回しか罹患しない・・・ことから原因としてウィルスが内耳(蝸牛)を障害する説が有力である(ムンプスウィルスが有名)
  • 治癒率はあまり良くない

後者は(低音障害型感音難聴)と称し以下の特徴があります。

  • 難聴を主に低音部に生ずるが回復性は良い
  • 発症を繰り返す
  • 発症を繰り返すうちに患耳が難聴になることがある
  • 全症例の7〜8%はめまいの合併発症が加わり、メニエル氏病に移行する場合がある。原因は蝸牛内の浮腫と推測されてはいるものの、それを生ずる原因は不明である。

(付記)低音障害型感音難聴とメニエル氏病は別物であるという説もあり、いや同一のもので発症時の症状が多彩だから別のようにみえる・・・等々、結論はでておりません。各タイプは治療法が異なるので医師の話をよく理解して治療を受けるのが大切です。
終わりに・・・

今日は少々難しいお話になりましたが、近年、突発性難聴、低音障害型感音難聴、およびメニエル氏病が増加しているので、これなどについて述べてみました。来月は易しく面白い話題を取り上げてみます。

院 長




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