よくある質問

◎ 中耳炎は何故起きる?何処から?
 まず中耳炎と密接な関係にあるのは「耳管」です。多くの場合はバイ菌(細菌、ウィルス、カビ等)はこの耳管を通って中耳腔へ侵入し中耳炎を起こすのです。耳管とは耳と鼻の奥を結ぶ細いトンネルです。強く鼻をかむと耳にビーンとくることがあるでしょう。あれは耳管を通って中耳腔に空気が抜ける瞬間です。耳管は普段は閉鎖しており嚥下運動やあくびをした時にしか開きません。エレベーターで高い所に登った時や、飛行機に乗って生ずる耳閉感を治すのに唾液を飲み込みますね。この動作により耳管は一瞬開通して鼓膜の内外の気圧の調節と中耳腔粘液の流通を促します。健康な耳管ですと中耳腔が正常気圧に、かつ清潔に保たれて感染に対し抵抗力が強いのです。

 まとめ・ 中耳炎はバイ菌が耳管を通って中耳腔に侵入して起きる。耳管の調子が悪いと中耳炎になり易く治りにくい。

◎ 幼少時になり易いのは何故?
 中耳炎はしばしば上気道(鼻・のど)炎症に引き続き発症します。しかし、「かぜをひいたら全員が中耳炎になる」訳ではありませんね。免疫・体質も関係するらしいのですが、最も考えられているのは「のどの形」が耳管からのバイ菌の侵入を助けているらしいのです。具体的に申しますと、肥大したアデノイドや扁桃腺などです。幼少時は特に肥大していることが多いのです。更に幼少時の耳管は成人に比べ短く内腔が広いことも一因でしょう。

 まとめ・ 中耳炎になり易い年齢は8才位までである。なり易い要因は「上気道感染」と「のどの形」が関係する。

◎ 後遺症の心配 
 「中耳炎のお子さんで苦労したお母さん」あるいは「中耳炎で耳鼻科に長く通ったあなた」・・・今度はお孫さんやあなたのお子さんで苦労するかも・・・でも苦労した昔の渦中から離れ現在を眺めるとほとんどの子供たちがいつの間にか重大な後遺症も無く育ち、耳鼻科とのお付き合いがなくなっていることに気づくでしょう。そうです、30-40年前より治療・薬も著しく進歩し昔の教科書に載っていた「生死に関わるような中耳炎」は話に聞くだけになり、鼓膜に孔が残る位の後遺症も何と「日帰り手術」が可能になりました。

 まとめ・ 中耳炎は昔のように恐ろしい病気ではなく多くの場合無事治って行きます。甘くみるのは許されないのは当然ですが・・・過度の心配は不要です。

◎ 感染症と中耳炎
 前述のように中耳炎の原因として上気道感染は深い関係がありますが、アレルギーの関与は疑問?と私は思っています。例えば日本人の七人に一人がかかるという春の花粉症(アレルギー性鼻炎)の時期に爆発的に中耳炎が増える訳ではありません。・・・喘息(気管支・肺のアレルギー)持ちの方が特に中耳炎にかかり易いこともないのです。感染症に原因微生物(バイ菌、ウィルス、カビなど)が存在し、アレルギーは「感染症」ではありません。

 まとめ・ アレルギーは中耳炎の直接の原因ではない。間接的な引き金にはなり得る。

 おわりに・・・日常、中耳炎の診療を行っていますと最も多い質問は「後遺症なく治るでしょうか」です。答は上に述べました如くです。更には滲出性中耳炎に進展した場合も含めて医師・患者の信頼を保って治療を進めれば決して恐れることはありません。

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