よくある質問

 日常診察をしていますと、歯並び矯正のため、歯列に矯正用具をはめたり針金やナイロン糸等で組締めたりしている方を見かけます。乱れた歯並びは様々な原因で生じますが、大きな原因の一つに「正しい呼吸が出来ない・・・口呼吸」があります。そしてこれには耳鼻科が大いに関係しております。
 皆さん、口を閉じて口内の隙間の空気、唾液を飲み込んでください。すると上下の歯の外側は唇と頬の内側に、歯の内側は舌の外周に沿ってぴったり密着します。そこで舌を押し出してみましょう。もし開口していれば前歯列は外方へ向かう力を受けるのみになります。
 いつも口を開いている人・・・口呼吸の人・・・は口唇による抑止力がなく慢性的に受ける「押出し力」のみとなり「出っ歯」になりやすいのです。舌が押し出す力、口唇が抑え込む力、このバランスの隙間に沿って綺麗な歯並びが作り上げられるのです。この押す・抑える力はわずか200グラムと言われております。以上から口呼吸が歯並び・・・特に前歯列に与える影響が大きいことが判って頂けましたでしょう。
 それでは耳鼻科で扱う疾病で慢性的に口呼吸を生ずる疾患はどんなものがあるでしょう。以下に列挙してみます。
  鼻  :慢性鼻炎、ちくのう症、肥厚性鼻炎
 咽 頭 :アデノイド、扁桃肥大
 その他 :夜間無呼吸症候群など複合した障害によるもの
       加齢による咽頭のたるみ、舌沈下、肥満など
 さて、上に述べたように歯列の矯正に際しこの様な耳鼻科疾患を有する人には、耳鼻科的処置と並行して行わずに単に機械的矯正装具を着けても無意味か不満足の結果しか得られません。
 当院でも歯科の先生から矯正を始める前にインフォームドコンセントの一つとして相談を受ける場合が時々あります。ところが驚いたことに矯正中の患者さんに以上の様な話をすると「歯科ではそんな話を聞いたことがない」という答えがしばしば返ってくるのです。これでは担当歯科医のインフォームドコンセントが不充分であると思います。
 歯科矯正は自費で高価です。時間をかけて矯正しても原因を放置、無視していては矯正は良い結果にならないことは先に述べた通りです。歯科矯正をしている方、これからしようとする方、もし耳鼻科疾患を有するなら歯科の主治医と相談の上、耳鼻科の受診もおすすめします。

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耳鼻咽喉科、小児耳鼻咽喉科、気管食道科、アレルギー科

 
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