よくある質問

 突発性難聴とは急に耳が聞こえなくなる感音性難聴の一種です。「難聴」には大きく分けて二種類あります。一つは、音を伝える機械的な部分の障害によるもので、例を挙げますと、単純に耳あかがつまった、に始まり中耳炎、鼓膜の破損、などです。もう一つは音を感じる部分の障害で例として、年をとって聞こえなくなる、ウイルスや薬物の毒性で神経が侵される、強大な音で聴力の神経が破壊される、場合です。

 前者を伝音性難聴、後者を感音性難聴と呼びます。前者では聴力神経は生きていますから手術等により聴力の再獲得できる可能性が大いにありますが、後者では神経そのものの障害ですので回復はなかなか難しいのです。突発性難聴は後者のタイプのひとつで、さして珍しい病気ではなく当院でも月に4~5人は来院します。

 原因としてウイルス感染が強く疑われ、状況証拠もあるのですが近年他のタイプも提唱されてまだはっきりしないところがあります。(後にちょっと触れます。)

 症状としては、患者は強く耳閉感を訴え、耳鳴りやめまいを伴うこともあります。外耳道、鼓膜を診ても全く正常所見ですが、聴力検査をしてみると低音から高音に至るまで等しく聴力が落ちています。

 治療としては種々試みられていますが予後に最も影響を及ぼす条件は「早期発見、早期安静」です。治療-薬物、理学療法はどれを行っても大差ないのです。「早期発見、安静」・・・どんな病気にも当てはまりますね。極めて平凡な結論ですがこれが現在で最も大事なポイントです。「早期」とは発症直後から1週間位までを意味します。この期間内に安静と治療を始めれば70~80パーセントは治ります。2ヶ月を過ぎたら症状は固定しほとんど回復は期待できません。

 ところが、この「安静」を患者さんに納得させるのが難しく・・・何しろ手足は不自由なく動き・・・入院をすすめてもその意味が理解してもらえないことが多いのです。朝起きたら片腕が動かない、目が見えないと同じ「耳がマヒ」している訳で身体に起きている重大事件であることを判ってもらわないと困ります。

 不幸中の幸いと申しますか突発性難聴は両側に発症することはまれで、多くは片側のみに起こります。再発はまずありません。一生に一度という点がウイルス感染症・・・例えば、はしか、おたふく風邪、などに似ておりウイルス原因説の根拠です。しかもそのウイルスが多種あるらしいのです。一方、突発性難聴のなかには低周波領域の聴力が落ちる低音障害型と言われ他のタイプとは区別されているものがあります。このタイプは他と比べ回復性は良いのですが再発率が高く、上述のウイルス説とは異なる原因で発症するらしく、時にめまいを伴ってメニエル氏病に移行する?こともあるといわれています。

 突発性難聴のように「急に聴力が悪くなる病気」によく似た症状、経過で始まる病気には上述のメニエル氏病の他に聴神経腫瘍、内耳窓破裂などがあり、しかも治療法も全く異なりますから診断も治療も当初は断定的に行わず幅をもって対処しなくてはなりません。不幸にして「突発性難聴になったら先生の言うことをよく聞いてくださいね。

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