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暑いですね。皆様はお元気ですか? 院内だより5月号で「めまいの話」の続きをお約束したのに6〜7月を飛ばして8月になってしまいました。私(院長)が体調を崩して入院していましたのが原因です。大そうご迷惑をお掛けしました。近々元気になり戻りますのでご安心下さい。
それでは改めて5月号のおさらいをしてみます。「5月号」と一部重複していますが是非一緒にお読みください・・・5月号をご希望の方は受付へお申し出下さい。5月号のポイントを下記に示します。
◎ 「めまい」は「大事件」として受け取られる割には結果的には多くの場合さしたることなく症状は消失し、またその原因の追求がウヤムヤになり易い。
ポイント;大騒ぎ・多くは直ちに重大な結果にならぬ・症状が治れば「マ、イイカ」
◎ 「めまい」にはグルグル回る「回転性めまい」とフラフラする「動揺性めまい」がある。前者は急性・激しい症状が多い(末梢性)。後者は軽い症状で慢性に経過する(中枢性や心因性)
◎ 「回転性めまい」はあまり心配ない。症状のひどさに驚きあわてないこと。「動揺性めまい」は問題あることが多く軽い症状でもきちんと経過をみる。
☆ どちらのタイプであろうと「頭痛」を伴ったら症状の軽い、重いにかかわらず慎重に対応して、決して楽観視してはならぬ。
◎ めまいはまず耳鼻科に来て原因精査を行うことが、治療の近道でもあり経済的にもプラスである。
当院の「めまい外来」を訪れる患者さんの90%いや95%は直ちに生命の危機に結びつく例はまずないのです・・・乱暴な表現をすれば患者さんの「あー遂に頭(脳)に来たか」なんて「思い込み」は、まず「はずれ」なのです。そうです、重大な結末に終わる事はマレなのです。でも逆に言うとこれが「落とし穴」でもあるのですね。万一を考えて原因について急ぐことはありませんがキチント決着をつける事が大事です。私がここにお話した内容は極めて易しい言葉のみを用い専門家(医師)でなければ判らない表現はありません。それで記述の一部に舌足らず、大まかな点があるかと思われますが、一般の素人の患者さんに「めまい」に関心や理解を持って頂くには充分だと思います。後は私達にお任せください。
「院内だより5月号」が出て直ぐにこんなエピソードがありました。70歳くらいの男性がめまい外来」にバイクを運転して来院されました。「昨日庭の植木の手入れ中に落ちた。その後歩くと少しフラツク。他に別に症状はない」とおっしゃる。診察しますと足踏みが少し下手かなぁ・・・年齢を考えると正常? 喋る、食べる、字を書く・・・何もおかしくない・・・ところが何となく頭痛があると訴えるのです。私は軽い小脳出血などが否定できないと考え、「バイクでいったん帰宅して」という希望を阻止し、タクシーで病院に送ってしまいました。結果を申せば硬膜下出血(脳出血)でした。よかったですね、ご本人は後日退院してきて「イヤー(院内だより)にピッタリだった」と感心しきりでした。早速役にたち嬉しかったです。
院長 菅家 元 病床より
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